Sabtu, 10 Agustus 2019

「全英」制覇のスパート力は健在 渋野日向子の強すぎる後半 - ゴルフダイジェスト・オンライン

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(10日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6531yd(パー72)

予選ラウンド2日間で、前半9ホールの1バーディ、3ボギー(2オーバー)に対し、後半は6バーディ、ノーボギー(6アンダー)。「最近は後半にスコアを伸ばせている」という渋野日向子のスコアだ。

この日も1つ落として折り返し、後半インで3バーディを奪ってラストスパート。通算4アンダーの9位に浮上した。後半にアクセルを踏み込むスタイルが、渋野の持ち味になりつつある。

何といっても前週の海外メジャー「AIG全英女子オープン」で、後半の強さを鮮烈に印象づけた。前半は4日間で7バーディ、5ボギー1ダブルボギーのイーブンパーにとどまったが、後半は“無傷”で18バーディを奪取した。これで「全英」初日から、6ラウンド連続で後半ノーボギーを続けていることになる。

今季2勝目を挙げた7月「資生堂アネッサレディス」(4日間)でもラウンド前半の5バーディ、2ボギー(3アンダー)に対し、後半は11バーディ、2ボギー(9アンダー)とやはり数字は跳ね上がる。

7位で終えた翌週の「ニッポンハムレディス」(4日間)でも前半は4バーディ、3ボギー(1アンダー)、後半は12バーディ、3ボギー(9アンダー)と同じ傾向だった。

かねてスロースターターを自認する渋野だが、後半の強さについて明確な理由を説明することは難しい。「気合いが入るのか、早く帰りたいからなのか分からないけど…」と冗談も交えつつ、それでも「自分に対してまったくプレッシャーをかけていないのが良いのかも」と思い当たる節はあるようだ。

凱旋試合として臨む今週も「絶対に注目されているけれど、プレッシャーに感じていなく、なんとも思っていない」。快挙達成の前から、変わることなく自然体を貫けている。

「アネッサレディス」で優勝をともにし、今週もバッグを預かる門田実キャディは「本人の中で修正能力が高いんでしょうね」と分析する。渋野も「(前半の)9ホールでだんだん体が動いていけばいいかな、という感じ」と、後半に向けてプレーの照準を少しずつアジャストしている意識はあるようだ。

そして、周囲の状況がガラリと変わってもプレッシャーに感じない強じんなメンタル。門田キャディは「資生堂から何も変わりません。大したものです」と感心しきり。首位と5打差で最終日を迎えるが、サンデーバックナインに注目だ。(北海道北広島市/塚田達也)

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2019-08-10 09:54:15Z
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