世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)に出場する紀平梨花(17=関大KFSC)が74・27点を記録し、首位に立った。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷させたが、演技後半のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプで痛恨の転倒。それでも全体の完成度の高さを示した。

23日のフリーでは、4回転サルコーへの挑戦が視野に入る。現時点での考えについては、こう口にした。

「4回転ができるかどうか…。また明日(23日)、練習でやってみて、いい感じになれば。とにかくノーミスができる構成でいつもしたいので、弱めるっていう訳ではないけれど、明日の練習で(感覚を確認して)、今できる最大限の演技をしたい」

基本的には公式練習で3回転サルコーを確認。「3回転がはまれば、4回転も(体を)締めることができる」とし、直前まで状態を見極めていく。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)