東京五輪女子マラソン代表の最後の一枠を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ最終戦として3月8日に行われる「名古屋ウィメンズマラソン2020」(日本陸上競技連盟、中日新聞社主催)の大会事務局は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「エリートの部」のみ実施すると発表した。愛好者向けの「一般の部」については当日以降、希望者は専用スマートフォンアプリを使用して、思い思いの場所を走るオンラインマラソンの形式で参加できる。
一般の部には2万3865人がエントリーしている。参加賞を送付するほか、オンラインマラソンで完走したランナーにはティファニーのペンダントなど完走賞を贈る。参加料は返金されず、2021年の出走権も与えられない。
エリートの部はフルマラソンで3時間を切る記録を持ち、日本陸連の参加基準を満たした競技者137人がエントリー。日本人最速選手が2時間21分47秒を上回れば、五輪出場権を得る。
同じ日に開催される名古屋ウィメンズホイールチェアマラソンは予定通り行う。名古屋シティマラソンは実施しないが、ウィメンズ一般の部と同様、オンラインマラソンで参加できる。ナゴヤドーム(名古屋市東区)で3月6〜8日に予定していたスポーツ用品などの展示や販売、ステージイベントなどを行う「マラソンEXPO」は中止される。
(中日新聞)
◆実行委「沿道での応援控えて」
実行委員会では、3月7、8日開催予定の「名古屋ウィメンズマラソン2020」「名古屋シティマラソン2020」に向け、新型コロナウイルスによる感染症について、関係機関と対策の検討を重ね、準備を進めてきました。しかし、感染経路の不明なケースも多くなり、参加ランナーや会場来場者、沿道応援の皆さま、運営スタッフ、ボランティアなど多くの人々が集まる本大会を、例年通りに実施することが困難であると判断しました。
「名古屋ウィメンズマラソン2020」一般の部と「名古屋シティマラソン2020」に参加を予定され、大会に向けて練習を積み重ねてきたランナーの皆さまには、名古屋の街を駆け抜けていただくことができず申し訳ありません。ご理解をいただきオンラインマラソンへの参加をお待ちします。オンラインマラソンの登録方法など詳細は3月2日までにお知らせします。
また新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「名古屋ウィメンズマラソン2020」エリートの部と「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2020」を行う沿道での応援は控えていただくようお願いします。
マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知実行委員会
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2020-02-20 08:32:00Z
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