1ゴール1アシストの大活躍により、昨季の王者である横浜F・マリノスに開幕節で土をつけた。ガンバ大阪MF倉田秋は「1点目も2点目も、練習でやっていた形が出てよかった」と振り返った。
昨季に引き続き3バックのシステムを採用するかと思われたG大阪だったが、宮本恒靖監督が開幕戦で選んだフォーメーションは「マリノス対策」(倉田)の4-1-4-1だった。MF遠藤保仁をアンカー、FW宇佐美貴史を1トップに配置する初挑戦の奇策。それでもキャンプから積み上げてきた猛烈なプレッシングも機能し、序盤からJリーグ王者を完全にのみこんだ。
前半3分、まずは倉田のスルーパスから宇佐美の決定的なシュートで最初の決定機。これはGK朴一圭に阻まれたが、直後の同6分にクラブのシーズン第1号を奪った。
宇佐美のプレッシャーから敵陣ペナルティエリア内でボールを刈り取り、巧みなポジションで待ち受けていた倉田が「流し込むだけだった」と謙遜するには難しいコースを打ち抜いた形。「行けると思ったら前線の貴史から始まってみんなで行く」。そうした今季のコンセプトを見事に体現するゴールだった。
さらに前半34分、今度はGK東口順昭からのロングキックに抜け出し、MF矢島慎也の得点をアシスト。直後、副審はオフサイドフラッグを上げたが、VARが倉田のオンサイドを立証したためゴールが認められた。「オフサイドにならないように、蹴ってから飛び出しても行けるかなと思った。いいタイミングでワンテンポ遅らせて入った」。確信を持って走ったフリーランだった。
その後は横浜FMが主導権を握る時間が続いたが、「頭がいいし、サッカーIQがずば抜けている。プレーもだし、人を動かしてゲームをコントロールする力が日本一」(倉田)と評する遠藤主導でシステムを微修正。「バテるから行かないというのは頭にない」というプレスも要所で続け、昨季Jリーグ最多得点の横浜FMを1点で抑えて9年ぶりの開幕白星を収めた。
「一番強いマリノスに勝てたことが自信になる」。王者撃破に手応えを語った背番号10は「コンディションが良いと思うし、今日は何より全員のメンタル。死に物狂いでやれたから、苦しい試合を逃げ切れた。これを1年を通してやっていく必要がある」とこの自信を胸に、躍進につなげるべく先を見据えた。
(取材・文 竹内達也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNWh0dHBzOi8vd2ViLmdla2lzYWthLmpwL25ld3MvZGV0YWlsLz8yOTg1NzQtMjk4NTc0LWZs0gEyaHR0cHM6Ly93ZWIuZ2VraXNha2EuanAvbmV3cy9hbXAvPzI5ODU3NC0yOTg1NzQtZmw?oc=5
2020-02-23 08:55:00Z
52782253467713
Tidak ada komentar:
Posting Komentar