前半は慎重な試合運び、後半に入って試合が動き出す
フランスで開催されているトゥーロン国際大会は6月12日、オーバーニュのスタッド・ド・ラットルで準決勝のU-22日本代表対U-22メキシコ代表が行なわれ、日本は2対2からのPK戦の末に勝利を収め、決勝進出を決めた。
試合は、序盤こそ日本がポゼッションで優位に立ったものの、徐々にメキシコが押し返し、膠着した展開に。球際での激しい攻防が繰り広げられ、互いに決定的なチャンスを作り出すことができない。
日本は41分、FW旗手怜央が中盤でボールを奪うと、そのままドリブルで敵陣を持ち上がり、フィニッシュまで持ち込む。これが日本の初シュートとなったが、勢いが弱くGKに難なくキャッチされてしまう。結局、前半は0-0で折り返した。
後半立ち上がり、日本は前線での連係から旗手が果敢にシュートを狙うが、これも相手GKが阻止。一方、メキシコはその直後の50分、右からのクロスにゴディネスが飛び込み、頭でゴールに流し込んだ。メキシコが先制した。
リードを許す展開となった日本は、左サイドの相馬勇紀、右サイドの川井歩の突破からチャンスを掴み始める。65分には川井のクロスを拾った相馬がやや遠めから狙うもGKがキャッチされるが、71分だった。縦パスを受けたシャドーの岩崎悠人が落とすと、田中碧がダイレクトで強烈なミドルシュート。これはクロスバーを叩いたが、こぼれ球を拾った相馬が押し込み、ゴールネットを揺らす。日本が同点に追いついた。
その後はメキシコも再び押し返し、一進一退の攻防のまま終盤戦へ。すると85分、まずはメキシコが先手を奪う。右からのクロスに代わって入ったエドゥアルド・アギーレがヘディングシュートを叩き込んでネットを揺らす。メキシコが勝ち越しに成功する。
しかし日本はその3分後、後方からのパスに反応した小川航基がメキシコの最終ラインの裏に抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して、ゴール右に流し込む。日本が再び同点に追いついた。試合は、そのまま2対2でタイムアップ。勝負はPK戦に委ねられた。
互いに3人目までを成功させたPK戦では、メキシコの4人目が失敗。日本は5人全員が成功し、5対4で勝利を収めた。日本はトゥーロン国際で初の決勝進出を決めた。
決勝戦は6月15日、日本時間の23時にキックオフされる。また、もう一方の準決勝はブラジルとアイルランドの間で行なわれる。
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190613-00059961-sdigestw-socc
2019-06-12 15:22:30Z
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