東京箱根間往復大学駅伝予選会(箱根予選会)では薄氷の9位通過だったが、全日本大学駅伝対校選手権(全日本)では6位の結果を残し、総合3位以内を目指した早大。1区で好位置につけると、2区の太田智樹駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)が秒差の2位で3区につなぐ。3区で順位を落としたが、4区、5区とシード圏内は守り9位で往路を終えた。
1区は当日変更で起用された中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)。西山和弥(東洋大)や鬼塚翔太(東海大)らと集団を引っ張り、高速レースの展開に持ち込む。徐々に集団からこぼれる選手が出てくると、六郷橋で国学院大・藤木宏太、創価大・米満怜が仕掛けると対応できずに後れをとってしまう。その後は粘りの走りで青学大、帝京大を抜き去り、1位と17秒差の6位でタスキを渡す。渡辺康幸前駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)に次ぐ早大歴代2位の上々の走りを見せた。3年連続の2区となった太田智は、中央学院大、青学大と前を追い、2.5キロすぎで先頭に追い付く。権太坂では、下り坂を利用して先頭に立ち、集団を引っ張る。残り1キロを過ぎたところで、青学大・岸本大紀がスパート。一度は離されるも、意地を見せて1秒差の2位で3区の井川龍人(スポ1=熊本・九州学院)へタスキリレー。太田智も渡辺前駅伝監督に次ぐ早大歴代2位の好タイムを記録した。
2区6位で4人抜きの快走を見せ、大役を果たした太田智(左)
続く3区は1年生の井川。序盤は青学大・鈴木塁人についていくが、5キロ手前で離れる。その後次々と後続に抜かれてしまい8位で平塚中継所へ。4区の千明龍之佑(スポ2=群馬・東農大二)は現行コースでは早大記録となる好タイムを記録したが、順位を上げることはできなかった。 5区には吉田匠(スポ3=京都・洛南)が登場。昨年は大会直前の事故で出走がかなわなかったが、今年は無事に出走。区間15位の走りで、順位を1つ落とし往路は9位に沈んだ。
志願した5区山上りに初出走した吉田。だが思うようにペースを上げられず
目標の総合3位とは程遠い往路9位という結果になった早大。ただ、3位の東京国際大とは4分15秒開いたものの、5位の明大とは1分37秒差と依然として上位に食い込める位置につけた。一方で、11位の東洋大までわずか27秒差とシード圏外に陥落しうる位置でもある。「一区間一区間で一喜一憂せずに、粘り強く戦っていくことが、重要だと思います」と相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)。攻めの走りで巻き返しを図る。
(記事 高橋優輔、写真 姉﨑珠有、山崎航平)
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2020-01-02 12:00:57Z
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