2020年02月05日18時29分
【ソウル時事】フィギュアスケートの四大陸選手権は6日にソウルで開幕する。男子で五輪連覇の羽生結弦(ANA)は5日に初練習し、2季ぶりにショートプログラム(SP)で使う「バラード第1番」を滑った。「緊張した。このプログラムを滑る覚悟をさせられた」と振り返った。
曲に合わせてSPの演技を最後まで通し、ジャンプは4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)を着氷。「SEIMEI」に戻すフリーで組み込むとみられる4回転ルッツは、1度こらえて着氷した。
昨季からSPで使った「秋によせて」はジョニー・ウィア、フリーの「Origin」はエフゲニー・プルシェンコと、憧れの両スケーターにささげる思いも込めていた。「自分の呼吸じゃない。二人の背中という理想があまりに高く、自分の演技として完成できないと思った」と胸の内を明かした。
今季はグランプリ・ファイナルでネーサン・チェン(米国)、全日本選手権は宇野昌磨(トヨタ自動車)に敗れ、全日本の後に「苦しくなった」という。金メダルを獲得した平昌五輪で演じたSPとフリーの曲に戻すことを年明けに決めた。
復調を期す今大会に向け、「ただ難しいことをするスケートではなく、感覚や表現、ジャンプと音楽の融合。自分のフィギュアスケートはこういうもの、というのを見せたい」と意気込んだ。
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2020-02-05 09:29:00Z
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