日本アイスダンスの要だった。
長い間、細身の体で日本のアイスダンスをパートナーと共に牽引してきた。
2006年に姉のキャシー・リードと組んで全米ノービスで優勝した後、日本スケート連盟に所属を変更。そしてキャシーと7度、2015年からは村元哉中と組んで3度、合計10回の全日本選手権タイトルを手にした。
国別対抗戦やソチオリンピックから始まった団体戦では、競技人口が少ないカップル競技は日本のネックであった。その中でクリスとそのパートナーは、日本のアイスダンスの要となってきた。
3度オリンピックに出場し、村元哉中と出場した2018年四大陸選手権ではアジアのアイスダンサーとして史上初の銅メダルを手に。また同年世界選手権11位も、日本のアイスダンサーとして歴代最高の成績だった。同年夏に村元とのコンビを解消し、昨年末に現役引退を発表していた。
筆者が記憶しているクリス・リードは、いつも演技の直後で顔を汗で光らせていた。そしていつもパートナーと視線を交わしながら、きらきらと目を輝かせて笑顔を絶やさなかった。
アイスダンサーには不可欠な華やかさがあった。
何度も怪我をして、結果が思うように出ない時期もあったけれど、ソチと平昌の2度のオリンピックでは団体競技に出場して日本チームを支え続けた。
クリスはアメリカ人の父と日本人の母を持ち、アメリカ生まれのアメリカ育ち。185センチの長身で、アイスダンサーには不可欠な華やかさがあった。
もともと日本語はあまり得意ではなかったけれど、それでも日本代表選手として一生懸命練習して、取材にも日本語で答えるようになっていった。
現在はコーチであり振付師でもある姉のキャシーのほか、妹のアリソンもアイスダンサーで現在リトアニア代表として国際大会に出場している。
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2020-03-18 06:36:22Z
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