世界選手権(7月・韓国)代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権で2日、男子400メートル自由形の決勝が行われ、18歳の吉田啓祐(日大)が3分47秒10をマークし初優勝を果たした。
最初の決勝種目で期待の新星がさっそく存在感を示した。初の主要国際大会の代表内定はお預けとなったが、男子400メートル自由形を制した18歳の吉田は「勝てると思わなかった。良いスタートが切れた」と手応えを口にした。
緊張して前夜は「2時間しか眠れなかった」というのが信じられないほど冷静だった。スタートから日本記録を上回るペースで泳ぐ江原を観察した。100メートル通過で体一つ分の差をつけられたが、離れず後方につけた。
300メートルのターンを終えて江原の姿が大きく見え、「いける」と確信。「びっくりするぐらい上げられた」と力強いキックでその差を詰め、ラスト25メートル付近で逆転。自己記録を1秒余り更新したが、派遣標準記録には1秒21及ばなかった。
2月の江原との合同練習で「全くついていけなかった」と代表選手と自らの実力の差を思い知った。そこから打倒・江原をイメージし猛練習に取り組んだ。「若手にしかできないメニュー」(竹村知洋コーチ)と、多い日で1日約1万7000メートルを泳ぎ込み、持久力を強化したのが結果につながった。
昨年10月のユース五輪で自由形2種目でメダルを獲得し注目を浴びるようになった。「東京五輪の前年に世界を見たい」。初の代表入りに向け、残りの200メートルと800メートル自由形に挑む。【村上正】
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190402-00000069-mai-spo
2019-04-02 13:02:00Z
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