開始2分で先制して大逆転への狼煙を上げたパリ・サンジェルマンとのラウンド16セカンドレグのように、"先制攻撃"がオーレ・グンナー・スールシャール監督の策だった。
0-1でバルセロナに惜敗したファーストレグに、マンチェスター・ユナイテッドは5-3-2という守備的なシステムで試合に入った。その代償として、枠内シュート0本とチャンスを作れなかった。
1週間前のその試合とは打って変わって、今度は攻撃的な4-3-3でバルセロナとのアウェー戦に挑んだユナイテッドは開始直後からアグレッシブだった。20年前、スールシャールの2発でバイエルンに勝った縁起のいいカンプ・ノウの地で、再び奇跡を。そんな意欲に満ち満ちた立ち上がりだった。
キックオフからわずか30秒で、ポール・ポグバのスルーパスに抜け出したマーカス・ラッシュフォードのシュートがクロスバーをかすめた。その1分後には、テンポよく縦パスをつないで敵陣ボックス内へと上がってきたスコット・マクトミネイにもチャンスが訪れた。
15分まではマンUペースだったが。
その後も高い位置でボールを奪わんとする意欲を見せ、奪ったボールは縦に速く、という原則を全選手が共有し、バルサのゴールへと迫った。
10分にはこの日初めてのピンチでフレッジがイバン・ラキティッチを倒したとして主審に一度はPKをジャッジされてしまうが、VAR判定によって取り消された。今夜は幸運の女神もユナイテッドの味方。逆転への舞台は整った。そう感じた。
少なくとも、15分までは。
そんなユナイテッドの攻め気を削いだのは、やはりこの男だった。
そう、リオネル・メッシである。
https://number.bunshun.jp/articles/-/839044
2019-04-17 08:30:00Z
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