負傷欠場の1試合を挟んで、終盤の6連勝を牽引する出場5試合連続ゴール。横浜F・マリノスFW仲川輝人が止まらない。前節・松本戦に続いて開始早々のゴールで先制点を奪うと、チームは合計4得点のゴールラッシュを披露。首位で最終節・FC東京との“優勝決定戦”を迎える形となった。
前半8分、偶然のゴールは必然の形から生まれた。左サイドを切り裂いたFWマテウスがグラウンダーでのクロスボールを送り込むと、相手のクリアボールが仲川に直撃。「お腹のあたり」に当たったボールがそのままゴールマウスに吸い込まれた。
「マテ(マテウス)が一人で突破してくれたので、逆サイドの自分があそこにいるのは決まりごと。あそこにいないといけないのはわかっていた。偶然、たまたまボールが当たって点が取れたけど、あそこにいることの大切さ、チームとしてやってきたことが報われたと思う」。
リーグ唯一の60得点を達成してきた横浜FMにおいて、最大の武器であるサイド攻撃が炸裂した一撃。仲川にとっては3試合連続のゴールであり、チームメートのMFマルコス・ジュニオールと並んでリーグトップタイの15点目に乗せる大きな得点となった。
それでもゴールパフォーマンスは控えめだった。「古巣相手というか、高校まで所属していたので、いろんな思いもあって喜びは抑えた」。今季はM・ジュニオールとのユニークなアクションでスタンドを沸かせてきた背番号23だが、スクール生から川崎F U-18まで育成年代を過ごした古巣に感謝を示した。
仲川のゴールを皮切りに勢いを強めた横浜FMにとって、前半早い時間にゴールを奪うのが最近の勝ちパターン。「最初の15分間は高いインテンシティーでハードワークして自分たちのリズムに持っていく。そこで点を取れば、良いリズムでその後の時間もできる。ここ数試合はそれができていることで勝ちにつながっている」と狙いどおりの流れだ。
前半のピンチを難なく防ぐと、後半は仲川のアシストもあってFWエリキが2ゴール。そこから1点を返されたものの、最後はFW遠藤渓太のダメ押しゴールも生まれた。「重圧はないですね。楽しんでやれているので。チームみんなが自信を持ってサッカーを表現できていると思う」。首位に立った直後の一戦を完勝で彩った。
最終節の次節は2位のFC東京と直接対決。4点差で敗れなければ優勝が決まるという圧倒的優位な状況だが、「いや、そんなの別に思っていない。勝てばいい。4点差とか関係なく、勝って日産でファン・サポーターと喜び合いたい。それだけ」と力強く言い切る。
「うちの監督はそういうの嫌いなので、攻めに攻め倒して行くと思いますよ。自分たちもそういうスタイルというか、そういう志向になっている。攻めまくって、点取って、勝てばいい」。この日の活躍により、今季ここまで15ゴール9アシスト。年間MVP、得点王、アシスト王すべてが視野に入る27歳は“優勝決定戦”でも攻撃姿勢を貫く。
(取材・文 竹内達也)
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2019-11-30 09:33:00Z
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