大船渡(岩手)の最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)が岩手県高校野球連盟にプロ志望届を提出し、2日に日本高校野球連盟に受理された。同日午後、大船渡市内で記者会見を行った。

佐々木は緊張した面持ちで登場。30社79人の報道陣が集まる中で「本日は私のためにお集まりいただきありがとうございます。本日、プロ志望届を受理していただいたことをご報告いたします。高校野球をやる中で、レベルの高い中で野球を続けたいと思っていた。子どもたちに夢と希望を与える選手になりたいです」と話した。

また、メジャーについては「今は、メジャーについてあまり考えられない。まずは日本で頑張りたい。12球団、どこでも頑張りたいと思っています」と強い意志を言葉に込めた。

◆佐々木朗希(ささき・ろうき)2001年(平13)11月3日生まれ、岩手県陸前高田市出身。高田小3年から野球を始め、11年の東日本大震災で被災。大船渡2年の6月、高校日本代表候補。今年4月、U18高校日本代表候補合宿の紅白戦で最速163キロをマーク。今夏岩手大会決勝の登板を回避、甲子園出場なし。190センチ、86キロ。右投げ右打ち。