◇卓球アジア・カップ最終日(7日、横浜文化体育館)
男子3位決定戦の第4ゲームが終わると張本智和(木下グループ)は顔をしかめて医療スタッフを呼び寄せた。右手薬指の痛みが我慢できなくなったという。日本代表の倉嶋洋介監督も駆け付け「世界選手権が大事だから」と棄権も勧めたが、15歳の若きエースは「表彰台に上がりたい」と最後まで試合を続けた。しかし、得意のバックハンドの攻撃も威力を欠き、本来の力を発揮することはできなかった。
右手の薬指を痛めたのは3月のカタール・オープン終了後。最初はラケットを握ると違和感を覚える程度だったが、前日の樊振東戦で痛みを感じるようになった。この日も試合前の練習から痛みがあったといい、攻撃は精彩を欠き、ラリーでも粘ることができなかった。
相手の丹羽孝希(スヴェンソン)も張本のチキータを封じるためにフォア側の前に短いサーブを集めたり、長いサーブをバック側に散らしたりと的を絞らせなかった。張本も「戦術的に丹羽さんがいろいろと考えてきた。万全でも勝てたかどうか」と振り返った。
右手薬指はけんしょう炎のような状態といい、8日午後にも病院で検査を受ける予定。倉嶋監督は「診断結果を待ちたい」と前置きしつつ、「症状によっては(種目数を減らすことなども)考えたい」と話した。【田原和宏】
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190407-00000044-mai-spo
2019-04-07 12:03:00Z
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