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2019年09月24日(火)18:35 pm
2006年にレッドブルで戦ったことがあるオランダ出身元F1ドライバーのロバート・ドーンボスが、レッドブルの将来を懸念するコメントを行った。
●【決勝結果】2019年F1第15戦シンガポールGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
先週末にマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われたF1シンガポールGPは本来レッドブルにとっては得意とするレースであり、パフォーマンスが向上したホンダエンジンを搭載する今年はマックス・フェルスタッペンに優勝のチャンスが十分にあると考えられていた。
ところが、蓋を開けてみればフェラーリが1-2フィニッシュを達成。決勝ではピット戦略でなんとか3位表彰台を手にしたフェルスタッペンだったが、予選では2台のフェラーリとルイス・ハミルトン(メルセデス)に次ぐ4番グリッドを得るのがやっとだった。
レース後、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、準備のために行ってきたシミュレーター作業にミスがあったことが不調の原因だったと語っている。
だが、ドーンボスは今回の結果はF1マシンの空力処理における第一人者であるレッドブルのエイドリアン・ニューイ(チーフテクニカルオフィサー)がF1に専念できていないことが今回の背景にあるのではないかと考えているようだ。
実際のところ、シンガポールGPの開幕直前に、ニューイがかつてレッドブルの育成ドライバーであったジャン-エリック・ベルニュらとともに2021年から開催が予定されている電動SUVによる新シリーズ「エクストリームE」参戦に向けてヴェローチェ・レーシングというチームを結成したことが発表されている。
ドーンボスは、今回のニュースはレッドブル・レーシングの今後のF1マシン開発に大きな不安を生じさせるものだと受け止めている。
「あの人(ニューイ)は天才なんだ」
母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』にそう語った37歳のドーンボスは次のように続けた。
「彼は9回もF1タイトルを手にしてきたと思う」
「基本的に、全てが彼を中心に動いているんだ。だけど、今耳にしていることからすれば彼の(レッドブルでの)仕事はかなり減っているし、彼自身も(F1に)100%の力を注いでいるわけではなさそうだ」
「彼はアストンマーティン・ヴァルキリーなど外部のプロジェクトにも関わっているし、これからはジャン-エリック・ベルニュとのチームにも関与することになる」
「1人の人物を中心として組織全体が動いているのに、その人物がいつもそこにいないということになれば、問題発生につながってしまうだろう」
ドーンボスはさらに、自分の後輩にあたるオランダ人ドライバーのフェルスタッペンもレッドブル内でのニューイの役割が減少することを好ましく思わないのは間違いないだろうと考えている。
「もちろん、僕たちはマックスが辛抱などしないことは分かっている。それは当然だと思う」
そう語ったドーンボスは次のように付け加えた。
「結局のところ、彼は苦もなく回りにいるライバルたちについていくことができる。彼にそれができないとしたら、それはクルマのせいなんだ」
前後の記事
http://www.topnews.jp/2019/09/24/news/f1/185049.html
2019-09-24 09:35:00Z
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