Rabu, 10 Juli 2019

セレクトセールが新記録205億円。長者番付13位の富豪も競馬界参入。(Number Web) - Yahoo!ニュース

 今年の2月に生まれたばかりの愛らしい仔馬が母馬とともに会場に入ってきた。後ろ脚で立ち上がるなど、元気がいい。鑑定人が1億円のお代からのスタートを告げると、すぐさま「3億円!」という声が上がり、会場がどよめいた。

 当歳馬は母の名と生年を組み合わせて呼ばれる。この仔馬の名はタイタンクイーンの2019。父ディープインパクト、半兄に鳴尾記念をレコード勝ちしたストロングタイタンなどがいる良血の牡馬だ。

 その後、1000万円ずつ価格が競り上がり、最終的に、「アドマイヤ」の冠で知られる近藤利一氏により4億7000万円(税別、以下同)で落札された──。

 7月8日と9日、日本最大の競走馬の競り市「セレクトセール2019」(日本競走馬協会主催)が、苫小牧のノーザンホースパークで行われた。

昨年を25億円上回る落札総額の新記録。

 初日は1歳馬、2日目は当歳馬のセリが行われ、どちらも過去最高の落札総額を記録した。

 1歳馬部門には239頭が上場され、222頭が落札された。落札率は92.9%。落札総額は107億3200万円。1頭の平均価格は4834万2342円。1日の落札総額が100億円を超えたのは初めてのことだった。

 当歳馬部門には216頭が上場され、194頭が落札された。落札率は89.8%。落札総額は97億8400万円。1頭の平均価格は5043万2990円。

 2日間トータルの落札総額は205億1600万円。昨年の179億1900万円を大幅に更新する新記録だ。

 「毎年思うけど、すごいセリだなあ」

 「ディープインパクトだけじゃなく、いろいろな種牡馬の産駒がミリオン(1億円)を超えるようになりましたね」

 「今年は社台系の馬ばかりでなく、日高の馬も高いから、例年以上に活気があるね」

 そうした声がバイヤーたちの間から聞こえてきた。

日本長者番付13位の三木氏も初参戦。

 人馬ともに話題の多い年だった。

 まずは人。靴の小売りチェーン「ABCマート」の創業者で、米経済誌フォーブスが発表した「日本長者番付2019」で13位にランクインした三木正浩氏が初めて参加した。三木氏は初日に牝馬のシャンドランジュの2018を1億2500万円で競り落とすなど、2日間で計5頭を3億9300万円で購入した。

 そして馬。毎年注目されるのは、新種牡馬の産駒だ。

 今年は、キタサンブラックの初年度産駒が2日目の当歳馬部門に10頭上場され、GIを7勝した女傑ジェンティルドンナの半弟にあたるドナブリーニの2019は、HIROKIカンパニーによって1億6000万円で落札された。

 キタサンブラックを所有した歌手の北島三郎氏も、牝馬のリップスポイズンの2019を1900万円で落札。1頭だけ主取り(売り主が引き取ること)となったが、キタサン産駒9頭の落札額は合計4億4000万円に。来場していた武豊も「キタサンブラックによく似た産駒もいた。早く乗りたいですね」と2年後のデビューに思いを馳せた。

 米国ブリーダーズカップスプリントなどGIを3勝したドレフォン産駒の牡馬アドマイヤセプターの2019は、東洋木材に2億5000万円で落札され、新種牡馬として史上2位の落札価格(1位は'06年のキングカメハメハ産駒の牝馬トゥザヴィクトリーの2006の6億円)を記録した。

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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190710-00839976-number-horse

2019-07-10 08:31:00Z
52781808074691

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