エンゼルスは2日(日本時間3日)、敵地レンジャーズ戦に9-4で勝利し、1日(同2日)に急死したタイラー・スカッグス投手に白星を捧げた。スカッグス投手と同期入団のマイク・トラウト外野手は試合後、涙ながらに思いを吐露。「プレーするのも辛かった」と胸中を明かしている。
大谷ら選手が試合後に会見出席、同期入団のトラウト「スカッグスは素晴らしい人間」
■エンゼルス 9-4 レンジャーズ(日本時間3日・アーリントン)
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エンゼルスは2日(日本時間3日)、敵地レンジャーズ戦に9-4で勝利し、1日(同2日)に急死したタイラー・スカッグス投手に白星を捧げた。スカッグス投手と同期入団のマイク・トラウト外野手は試合後、涙ながらに思いを吐露。「プレーするのも辛かった」と胸中を明かしている。
悲劇から一夜明けたこの日、弔いの白星を手にしたエンゼルスの選手たちは、笑顔を浮かべることなくハグを繰り返した。同点の6回に一挙4点を奪って勝ち越すと、8回にカルフーンがダメ押しの2ラン。試合前の首脳陣の記者会見を見守っていた際には、フードで頭を覆うなど動揺を隠せなかった主砲のトラウトは、3打数無安打3四球1得点と3度出塁して勝利に貢献した。
そして、試合後には選手たちがブラッド・オースマス監督とともに記者会見に出席。トラウトとスカッグス投手はともに2009年のドラフト1巡目(トラウトは全体25位、スカッグス投手は同40位)でエンゼルスに入団した同期だけに、トラウトはショックを隠せず、「よくわからないよ。僕たちはとにかく乗り切っていくしかない」と話した。
さらに「スカッグスは素晴らしい人間。この24時間は辛いものだった。今日はプレーするのも辛かった。スカッグスは僕たちに、もう一日休んでほしくなかったんだ」と話しながら、何度も声をつまらせ、涙を拭った。その後、カルフーン、ヒーニー、アップトンが話したが、全員が涙。マーリンズ時代の2016年、同僚のエース右腕ホセ・フェルナンデス投手がボート事故で亡くなった経験があるボーアも取材に応じた。会見に出席した大谷は、その様子を後方でうつむきながら見つめた。
エンゼルスの選手たちはこの日、スカッグス投手の背番号である「45」のワッペンを左胸につけて試合に出場。ダグアウトにはスカッグス投手のユニホームも飾られた。チーム全体が悲しみに包まれる中、大きな一勝を手にした。
(Full-Count編集部)
https://full-count.jp/2019/07/03/post427913/
2019-07-03 05:37:30Z
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