○日本ハム8―0ロッテ●(30日・札幌ドーム)
次の打者が打席に入っても、球場はまだ、ざわついていた。四回、清宮が今季1号となる3ランをバックスクリーンへ放った。「やっぱ気持ちいい」。相手の戦意を喪失させる一打だった。
序盤で5点をリードし、先発の有原は好調と試合の流れはほぼ決していた。とどめを刺したのが清宮の一発だ。1死一、二塁で迎えた第3打席。第1打席は内角の直球を空振り三振しており、「真っすぐにタイミングが合っていなかったので負けないことを考えた」。1ボールから捕手のミットが外角から真ん中にズレた低めの141キロ直球を鋭いスイングで捉えると、打球は中堅スタンドの最前列へ飛び込んだ。
今年3月に右手首付近の骨折と診断されて出遅れたが、5月24日に1軍に昇格すると4試合連続で打点をマーク。無安打に終わった前日も「中途半端な打席はなかった。悪くはない」と自分のスイングができていた。
くしくもこれが球団通算8000号のメモリアルアーチ。「(本塁打は)僕以外の人が喜んでくれるのがうれしい。改めて目指すところだと思った」と清宮。ここまで指名打者で出場を続けていたが、九回には一塁の守備についた。20歳が本調子になってくればチームの力強さも増すだろう。【荻野公一】
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000119-mai-base
2019-05-30 14:45:00Z
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