広島は2日、下水流昂外野手(31)と楽天三好匠内野手(26)との交換トレードが成立したことを発表した。

下水流は横浜から青学大、ホンダをへて、13年ドラフト4位で広島に入団。16年は48試合に出場し、プロ初本塁打を放つなど25年ぶり優勝に貢献した。昨年は主に代打として自己最多67試合に出場。4月19日ヤクルト戦でサヨナラ打を放つと、西日本豪雨災害後初の本拠地試合となった7月20日巨人戦では延長10回に逆転サヨナラ2ランを放つなど勝負強い打撃でチーム3連覇を支えた。

今季は4月27日に1軍登録されるも、2試合に出場し、4打数無安打。2軍でも打率2割5分6厘、2本塁打、13打点と持ち前の打力を発揮できていなかった。

下水流は「大変驚いています。カープ球団には約6年半、お世話になりました。その中で優勝も経験させてもらい、とても素晴らしい時間でした。東北楽天ゴールデンイーグルスへ行っても、力になれるように精いっぱい頑張ります。カープファンの皆様、6年半応援ありがとうございました」とコメントした。

楽天三好は九州国際大付から11年ドラフト3位で入団。遊撃、二塁、三塁を守れる守備力の高い内野手。今季は17試合に出場し4打数1安打。守備固めでの起用が続いていた。

三好は「まずは、高校を出てからここまで育ててくださった、チーム、球団関係者の皆さん、大変お世話になりました。そして、いつも応援してくださった東北のファンの皆さん、8年間、ありがとうございました。心機一転、カープの優勝に貢献することが皆さんへの恩返しになると思っています。そして、秋にはイーグルスと日本シリーズで対戦し、皆さんに元気な姿をお見せしたいです。高校を出てからずっと仙台だったので、今では仙台は第2の故郷です。その仙台を離れるのは寂しいですが、広島でも頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。