安部裕葵【写真:Getty Images】
J1の鹿島アントラーズは12日、同クラブに所属する日本代表FW安部裕葵がスペインのバルセロナへ完全移籍することが基本合意に達したとして発表を行った。もしトップチームでプレーすることができれば、アジア出身選手としては90年以上前の“レジェンド”以来の快挙となる。
安部はセグンダB(3部)で戦うバルセロナBでプレーを開始することが見込まれる。Bチーム所属選手の中からトップチームへ引き上げられるのは一部選手のみであり、厳しい競争を勝ち抜かなければならないが、少なくともその競争のスタート地点には立つことになる。
『FOXスポーツ』アジア版などによれば、バルサのトップチームでプレーしたアジア出身の選手は、1927年に引退したパウリノ・アルカンタラ氏以来存在しない。だがそのアルカンタラ氏はクラブ史に名を残す“レジェンド”だった。
スペイン領であったフィリピンで生まれたアルカンタラ氏はバルセロナで育ち、現在でもクラブ史上最年少記録である15歳4ヶ月18日でデビュー。父親はスペイン人であり、フィリピン代表のほかカタルーニャ代表とスペイン代表でもプレーした。
バルサでは1912~16年と1918~1927年の通算13年間プレーし、公式戦と親善試合を合わせて通算369ゴールを記録。これは2014年にリオネル・メッシに抜かれるまでクラブ最多記録だった。バルサの歴史上最初のスター選手とも、欧州で成功した最初のアジア出身選手とも言われている。
一方近年のバルサBでは、2015/16シーズンに韓国のMFイ・スンウとMFペク・スンホがデビュー。だが前者はその1試合の出場のみでイタリアのヴェローナへ移籍し、後者も翌年もう1試合に出場したのみでジローナへ移籍。期待されていたトップチーム昇格はならなかった。
【了】
https://www.footballchannel.jp/2019/07/12/post330507/
2019-07-12 14:31:32Z
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