最速163キロ右腕、大船渡・佐々木朗希投手(3年)がプロ志望届を提出した。2日に更新された日本高野連ホームページのプロ志望届提出者一覧に掲載された。

今年4月に行われたU18高校日本代表1次候補合宿の紅白戦で、国内高校生史上最速の163キロをマーク。3年間、甲子園出場はかなわなかったが、9月に行われたU18W杯に選出された。日本ハムがすでに1位指名の意志を示し、米球団スカウトも注目する金の卵だ。希望進路はついて「国内プロ1本」を明言。U18W杯終了後に卒業後の進路について「帰ってから決めます」と話すにとどめていた。

志望届は、夏の甲子園決勝翌日の8月23日に受け付け開始。10月17日に開催されるNPBのドラフト会議で指名を希望する大学生、高校生は提出が義務づけられている。締め切りは10月3日。

◆佐々木朗希(ささき・ろうき)2001年(平13)11月3日生まれ、岩手県陸前高田市出身。高田小3年から野球を始め、11年の東日本大震災で被災。大船渡2年の6月、高校日本代表候補。今年4月、U18高校日本代表候補合宿の紅白戦で最速163キロをマーク。今夏岩手大会決勝の登板を回避、甲子園出場なし。190センチ、86キロ。右投げ右打ち