◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権 初日(5日)◇いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県)◇7212yd(パー71)
石川遼が7バーディ、1ボギーでプレー。自身の大会ベストスコア「65」をマークし、通算6アンダーの首位で第1ラウンドを終えた。前日には豪雨の影響が心配される中での大会開催に複雑な心中を吐露したが「気持ちを切り替えて、やると決まったからにはベストを尽くしてやりたい」と意気込んだ。
出だしの10番で4m、続く11番でも奥のカラーから3mを決め2連続バーディとした。18番(パー5)では3Iで2オンに成功させ、4つ目のバーディとした。折り返した1番でティショットを「フックがかかって、風に乗ってしまった」と左にOBさせたが、ボギーでしのいだ。さらに2つ伸ばして迎えた最終9番ではピン手前から11mを決めて右のこぶしを握り、集まったギャラリーの大歓声を引き出した。
今週、九州南部は記録的な大雨となり、プロアマ戦は中止、練習ラウンドもできない状態での第1ラウンドとなった。攻めにくさは多少あったというが「ゴルフって危機管理能力が必要だって言われますけど、僕にとってはこれくらいがちょうどいいんじゃないかって思いますね」と、見える場所に打つ慎重なマネジメントが功を奏した。
長く不調に嘆いていたドライバーショットも安定してきている。「何かひとつ課題があると練習が偏ったりして、そうなると試合にならない期間ができてしまう。それが去年あたりである程度終わってきた」と現在は14本のクラブにバランス良く気を配れている。
この日は、プレーの速い63歳の倉本昌弘とメジャーで初めて同組となった。アドレスに入ってから瞬く間に打つ倉本のプレースタイルに「決断力というものなんでしょうね。優柔不断さがないというか、ゴルフに出ているなという感じがしました」と感心した。前年大会覇者で51歳の谷口徹を合わせた3人で、リズム良く回った。
プレーの速い選手とのラウンドが好きだという石川。「組全体の持ち時間があったとすれば、ある意味、その速い人が10秒くらいセーブしてくれて、僕がその分をかけられるというか、そんな感覚です」と笑った。一方で「谷口さんは自分の時間の使い方が上手で、僕は同組の選手が速いと自分も速くなってしまうんですけど、やっぱり経験が違うなと」と語った。
谷口の大会3勝はいずれも40代以降のものだと本人から聞き「日本プロのセッティングはフェアで色んなコースで回るので、だれにチャンスがあるかは毎年変わると思います。今まであまりいい成績を出せなかった大会なので、今年は頑張りたい」と表情を引き締めた。(鹿児島県指宿市/柴田雄平)
※15時44分配信の「『やるからにはベストを』石川遼は“危機管理”ゴルフで好発進」の見出しと本文に順位を入れて差し替えました
https://news.golfdigest.co.jp/news/jgto/article/99672/1/
2019-07-05 09:03:00Z
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